このページでは何かを継続したいけどモチベーションが保てないと悩んでいる方のために、モチベーションをどのように保つべきかではなく、モチベーションをどのように高めるべきかをお伝えしたいと思います。
- モチベーションは保てない。モチベーションは適宜高めよう。
- 目指す行動の状態に徐々に状態を近づけてモチベーションを高めよう。
私はゲーム制作を長い間継続しており、その中でモチベーションが低くゲーム制作に取り掛かれない時期もありました。そこで、自分のモチベーションと向き合い、モチベーションを保つにはどうすればいいのか考えました。
その結果、モチベーションは保つものではなく、適宜高めるものであると気づきました。さらに、どのようにしたらモチベーションを高められるのかについてもわかってきました。ここでそれらを紹介したいと思います。
モチベーションは保てない
突然ですが、あなたは眠りますか?
おそらく、眠るでしょう。
あなたは食事をしますか?
おそらく、食べるはずです。
例えば、あなたの継続したいことがダイエットだとしましょう。
いざ布団に入り、寝ようというときにダイエットをしようということを考えられるでしょうか?考えられないと思います。
食事をしているときはどうでしょうか?食事もダイエットの一環になりえるので、もしかしたらダイエットのことを考えているかもしれません。しかし、味に意識が行き、ダイエットについて忘れる瞬間はあるのではないでしょうか?
他にもダイエットについて忘れる瞬間はいくらでも訪れるでしょう。例えば、仕事、あるいは学校、趣味の時間、入浴、歯磨きなどなど。
このように、1日のうちに継続したいことについて忘れさせる瞬間は多々あるはずです。
なので、モチベーションは保てません。モチベーションが保てないのは至って普通ではないでしょうか?
それでも、継続したいことはありますよね?
では、どうすればいいのか?
必要に応じてモチベーションを高めればいいのです。
モチベーションの高め方
ここでは、モチベーションの高め方を紹介したいと思います。
例えば、ダイエットのため、あるいはトレーニングのためランニングを継続したいとします。
ランニングをするのにモチベーションが100必要だとしましょう。

そして、今ランニングをするだけのモチベーションはないとしましょう。よくあるシチュエーションだと思います。
どうすればいいでしょうか?
モチベーションが足りないので、モチベーションを高めます。
どうやって高めるかというと、徐々に「ランニング」の状態に近づけます。
具体的に見ていきましょう。
いきなりランニングするのは無理ですが、とりあえず着替えるだけならそれほどモチベーションは必要ないのではないでしょうか?ここでは必要なモチベーションを20としましょう。

着替えに必要なモチベーションは20なので、モチベーションは20以上に高まるはずです。
重要なポイントはランニングのことは忘れることです。とりあえず、着替えてみましょう。モチベーションが湧かないならランニングしなくてもいいというぐらいの気持ちで、まず着替える、ただそのことだけを目指します。
もしかしたら、もうランニングできる方もいるかもしれませんね?
ここでは、ランニングするまでモチベーションを高められなかったとして、次はストレッチをしてみましょう。ここでも、目標はランニングではなく、ただストレッチをすることを目標にします。ストレッチに必要なモチベーションは40とします。

モチベーションが40以上まで高まってきましたね。すでにランニングできる方も割といるかもしれません。
まだ、ランニングするまでモチベーションを高められなかったとして、次は外に出てみましょう。外に出ることだけを目標にすることを忘れずに。外に出るのに必要なモチベーションは60とします。

モチベーションは60以上になりました。もう、多くの方はランニングできるかもしれません。
ここではまだ、ランニングするまでモチベーションを高められなかったとして、次は歩いてみましょう。歩くのに必要なモチベーションは80とします。

モチベーションは80以上になりました。もう、ランニングできるのではないでしょうか?

このように、いきなり100までモチベーションを高めるのではなく、徐々に「ランニング」の状態に近づけることで20⇒40⇒60⇒80⇒100とモチベーションを高めます。
「徐々に」というのがポイントでいきなり歩くことを目指してもうまくいかない可能性が高いです。自分が高められるモチベーション量と相談して、中間目標ポイントを設定してください。
このサイトはゲームがメインコンテンツなので、自分がゲーム制作のためにプログラミングをする場合にモチベーションをどのように高めているのかについても一応記載しておきます。
自分の場合はプログラミングのためのソフトウェア(eclipse)を起動することを中間目標ポイントに設定しています。
大抵、ソフトウェアを起動してしまえばプログラミングに取り掛かれてしまいますが、それでも無理な場合はプログラムを(意味もなく)実行して、自分のゲームを実際にプレイします。
ここまでやってプログラミングに取り掛かれなかったことは今までにありません。
応用:自分を律する
上述の通り、モチベーションの高め方を紹介しました。
モチベーションを高められるということは、これと逆のことをすればモチベーションを下げることもできるはずです。
すなわち、継続したくないこととはできる限り異なった状態にしておけばよいです。
具体的に見ていきましょう。
例えば、漫画を読む時間を減らしたいとします。
漫画をすぐに手に取って読める状態にあるために気軽に読めてしまうという漫画を読む状態に近い状態を変えます。
例えば、自分の部屋以外の場所に漫画を置くようにする、あるいは、収納場所の奥深くに片づける、段ボールに入れてガムテープで厳重に封をしてすぐに取り出せないようにするといったことが考えられます。